運動会とゴミ拾いと27歳。

 

中学3年の運動会、結果発表の時に僕は泣いていた。

 

定期的に襲ってくる「昔の記憶フラッシュバックタイム」(と、僕は呼んでいる)

今回は近くの小学校の運動会がトリガーとなって襲ってきた。

 

本日5月27日は、記念すべき第1回目となるゴミ拾い活動@武蔵小山だった 。

その名も「CLEAN&GRIL」

街のゴミ拾い活動をして、その後みんなでBBQをする【楽しい社会貢献活動】である。

 

「なんとも素晴らしい活動なんだ」

 

そんな自己満足たっぷりに帰路に着いていると、妙な胸騒ぎを覚えた。

 

「CLEAN&GRIL」 と同日の今日、近くの小学校では運動会が行われていた。

僕の自宅から小学校までの距離が異常に近い。

徒歩30秒と言っても過言ではない程、近い。

目と鼻の先だ。

 

活気のある声や、学年での出し物/競技の際に使われてくる音楽。

その音楽は、今の流行りを反映したものや先生達の好みが反映したものが流れていた。

 

妙な胸騒ぎを覚えたのは、27歳の僕には

もう2度とは戻れない時間だとわかっていたからだ。

 

帰宅した際にはちょうど、高学年によるリレー競走だった。

ものすごく盛り上がっていた。

そして、記憶が蘇った。

 

今でも鮮明に覚えているのは、中学3年の時のリレー競走。

リレー選手だった僕は、意気込んでいた。

その年は珍しく点数が拮抗しており、最終のリレー競走で

優勝が決まるという年だったと記憶している。

 

バトンを受け取って走り出した僕は、転んだ。

なぜ、あの時、あのタイミングで、転んだのか。

いまでも理解は、出来ない。(転ぶはずがないと思っている)

しかし、事実として僕は転んだ。

そして、リレー競走では負けた。

 

リレー競走によって、優勝が決まるはずだったので負けることは決まっていた。

 

「僕のせいで、クラスは負けた」

 

恥ずかしさなのか、悔しさなのか、涙が止まらなかった。

慰めてくれる友人がいた。

「胸を張れ」と。

 

結果発表で点数を読み上げられる。

結果は優勝だった。

なにが起きたのかわからないが、優勝していた。

悔し涙は、嬉し涙と変わっていた。

 

それから1週間後、点数係の計算ミスで

本当は優勝していないことが判明され

優勝は取り下げとなった。

 

やっぱり優勝していなかった。

しかし、あの臨場感ある場で「優勝の喜び」を経験出来たのは

いまでも、いや一生忘れることの出来ない思い出となった。

 

人に無条件で応援されることは、相手に感動を与える。

運動会は、もちろん子供達の為である。

しかしそれと同時に 「そんなこともあったよね」

 と、話しのネタにする大人たちの為でもあるのかな。

 

「CLEAN&GRIL」も地域の人から無条件で応援され

相手になにかしらの感動を与え、自分らの「そんなこともあったよね」

と、話しのネタにする様に、大切に丁寧に継続していきたい。

 

第2回「CLEAN&GRILL」 は6月24日(土)9:30~@武蔵小山

武蔵小山周辺に住んでいて興味のある人は、お声掛け下さい。

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